ゆるゆるワチャワチャ

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「むかし僕が死んだ家」〜東野圭吾著〜のレビューという個人的な感想 ※ネタバレあり

私は東野圭吾さんの作品が好きで、色々と読んでいます。(全部は読めていないですが。)その中でもこの作品はかなりの名作だと感じています。(東野さんが書くものはほとんど面白いのですが)今回はこの本のレビューというか個人的な感想です。

 

 

 

登場人物や場面変更の少なさ

 

この物語、登場人物がかなり少ないのです。ほとんど主人公の男性とその元恋人である沙也加しか出てきません。物語は、沙也加から主人公に「幼いころの記憶がない」と言われ、その記憶を見つけるために”ある家”に2人で向かうのです。

 

場面もほとんどこの”ある家”のみです。この家で、沙也加と主人公の2人が謎を解いていきます。沙也加の幼い頃の記憶を見つけるために。。場面も登場人物も少ないのに、どんどん引き込まれていく物語の構成がさすがだなと思いました。

 

 何気ない情景描写に隠された伏線の数々

 

その”ある家”での何気ない描写の数々に謎の伏線が散りばめられているのです。ものすごい緻密に構成されたストーリーです。壁にかかっている絵、テーブル、日記、などなど。。家の描写のほとんどに謎が隠されています。

 

「あ〜あそこのあれそういうことだったのか」と何度思ったことでしょうか。全ての謎がどんどん1本の線に繋がっていく感じが快感です。また、これだけ伏線が散りばめられているので、2回読んでも面白いです。私自身2回読みました。

 

 幼児虐待という社会問題にも触れている

 

幼児虐待という社会問題にも触れているのです。沙也加が自分の幼い頃の記憶のことを知りたくなったのは、自分が子供を虐待してしまっていることも関連しているのです。

 

私自身は、「幼児虐待するやつなんか最低だ」と思っていたのですが、この本を読んで少し考え方が変わりました。虐待する側にもどうしようもない事情や背景があったり、虐待する側もどうしていいかわからず苦しんでいることもあるのだと。

 

もちろん、だからといって虐待許されるわけでもないのですが、一概に虐待する人だけが悪いとも言えないのだと感じました。

 

沙也加と主人公の関係もどうなるのか気になった

 

沙也加と主人公は元恋人なので、なんか恋愛的な発展もあるのかなとすごい気になっていました。大人なすごいいい感じの距離感でこういう関係も素敵だなと思いました。

 

沙也加が主人公を頼った理由もなんとなくわかった気がしますし、昔付き合っていた頃の話もよかったです。こういうのもあるよなって。

 

 

東野さんの作品の中で個人的にお気に入り

 

私的にこの作品かなりお気に入りです。基本的に東野さんの作品はどれも好きなのですが、その中でも特に。どれが一番とか選びにくいのですが。。。。

 

 

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)